Interview

<「TAKUYA∞の創り方 会報vol.02」TAKUYA∞×Taka(ONE OK ROCK)×恩地佑亜(15/e organic)インタビュー抜粋>

• ―TAKUYA∞さんは初期の段階から15/e organicの理念に共感なさっていたんですね。
• TAKUYA∞:
  ずっと探していたもの、欲しかったものがそこにあるっていう感じでした。
  ネガティブな要素が多少入っていても、折り合いつけながらやっていくしかないのかと諦めかけていたところに現れた、まさに一筋の希望。まだ結果と呼ぶには早いかもしれないけど、今のところ僕はベストパフォーマンスを出せるようになってますからね。間違いなく今がベストです。
• Taka:
  TAKUYA∞くんにそう言ってもらえてすごく嬉しい。
  僕らがずっと目指してきたものに対するひとつの答えを、いちばん近しくて尊敬している方が体現してくださっているってもう絶対的な励みですよね。
  TAKUYA∞くんが実践することで、TAKUYA∞くんに憧れている次の世代のアーティストたちも興味を持ってくれるだろうし、生活を考え直すきっかけにもしてくれるかもしれない。
  もちろんTAKUYA∞くんが言ったように、今までになかったことをやっているので、本当の結果はまだわからないんですよ。
  でもグローバル社会と呼ばれる今、いろんな情報が入ってきたり、やり取りされていますけど、それをただ当たり前のように受け取り続けるだけだと、自分で考えて行動するという人間のいちばん大切な、根本の部分が削ぎ落とされちゃう気がしていて。
  
  例えば365日外食をしていた人がその結果病気になったりとか、今はデータでいろんなことがわかる時代でもあるので、そうしたものも明示しつつ僕らなりの提案をして、一人ひとり、考え方のアプローチをちょっと変えてもらうような、その原点に15/e organicがなれたらいいなと言うことも、お店を立ち上げるテーマに置いていたので、TAKUYA∞くんの存在って本当に心強いんですよ。だから今回の保湿クリームも、TAKUYA∞くんが何かしらのコラボレーションをしようって話をくれたときに、もう二つ返事で「ぜひ!」って。TAKUYA∞くんがいちばん作りたいものを一緒に形にしていければと思ったんです。
• ――15/e organicでは食だけでなく、天然由来100%のコスメやサプリにも力を入れていらっしゃいますよね。
  今回のコラボで保湿クリームを作ることにしたのはどんな理由があったのでしょう。
• TAKUYA∞:
  僕はそれまでスキンケアって基本的にワセリンを塗るだけだったんですよ。
  そしたら「ワセリンは石油由来ですよ」と言われて、「え、そうなん!?」って(笑)。それでワセリンに代わるクリームは作れるのか聞いたら、できますと言ってくれたので、じゃあ作ろう、と。なので出発点は自分が使うためでした。
• ――開発はTAKUYA∞さんもご一緒に?
• TAKUYA∞:
  僕はもうオーダーだけして、ほとんど任せてたようなものですけどね。
  100%天然由来と言っても、天然でさえあればいいわけじゃないと思うんですよ。だって毒キノコだって天然ですからね。
  天然で、かつ体にやさしいもの、そのうえで気分も上げてくれるようないい匂いのクリームがいいなとお願いして、あとはサンプルを送ってくれるたびに改善して欲しいところを伝えていったという感じです。
• ――コスメ商品の開発はやはり大変なものなんですか。
• Taka:
  15/e organicを立ち上げるに当たって、僕らはまずシャンプーを作ったんですよ。
  今、ブランドの看板商品になっているんですけど。子供が口に入れても大丈夫なものを作ろうというのを最初のテーマとして、本当にたくさん試行錯誤しまして。
  でも、そのおかげで、シャンプーのみならずいろんなものにそこから展開できるようになったんです。
• 恩地:
  いろんな工場に頼んでは断られてを繰り返しながら、2年半かけて植物性由来100%、天然由来100%のシャンプーを実現できたんですよ。その経験があるので今回のTAKUYA∞くんからオーダーはしっかり期待に応えることができたと思います。
  ただ、香りに関してはTAKUYA∞くんの望むものにするまでに時間がかかりましたね。
  人工香料は使わないので、植物由来の天然精油を何通りも配合しなければいけなかったので。
  そのぶん、保湿的にはもちろん香りの面でも納得のいくレベルまでランクを引き上げて作ることができました。